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どう医療英語を学ぶ?

09.26.2025 | アメリカの看護師情報, 英語

どう医療英語を学ぶ?

日本の医療現場でも、グローバル化が進み、英語でのコミュニケーションの必要性が年々高まっています。また、アメリカをはじめとする英語圏で看護師や医療従事者として働きたいと考える方にとって、英語力を高めることは必須です。日常会話レベルに加えて医療英語を習得することは、日本国内はもちろんのこと、海外でのキャリアアップにつながることでしょう。

今回は、医療英語を学ぶ目的や方法、おすすめのサイトや学習法についてご紹介します。

医療英語とは?

医療英語とは、単なる日常会話ではなく医療現場で使用される専門用語のことです。解剖生理学、症状、診断名などを含む医学用語、カルテの記録に必要な専門用語です。日本では使われていない、あるいは名称が違う薬品も多々あるでしょう。患者への説明や、同意書にサインをもらうなどのプロフェッショナルな会話力も必要です。

医療英語の学び方

英語で医療文献やカルテなどを読みこなす読解力と、医療スタッフや患者とのやりとりに対応できる会話力とリスニング力も必要です。

アメリカで看護師として働くには、労働したい州の看護師免許が必要です。受験資格を得るために、州によっては英語力を証明する試験で一定レベル以上のスコアを取得する必要があります。(例えば CA 州は TOEFL Reading:22, Listening 22, Speaking 26, Writing 22 以上を求めています)

おすすめの勉強法

NCLEX-RN の勉強法

アメリカの看護師資格を取得するための試験、NCLEX-RN の勉強することによりかなりの医療英語が身に着くと思います。

Saunders Comprehensive Review for the NCLEX-RN Examination 9 Edition

テキストブックでの学習が得意な方には、「Saunders Comprehensive Review for the NCLEX-RN Examination 9 Edition」をお勧めします。1100ページを超える本ですので、手にするとずっしりの重さになりますが、項目が細かいチャプターに分かれています。要点などカラーで見やすくところどころ図も掲載されています。チャプターごとに説明、そして5700題を超える練習問題、解答には、根拠が含まれていますので、理解が深まるでしょう。また、Test-Taking Strategy もかかれていることも参考になります。

UWORLD

オンラインでの学習が向いている方には、UWORLD が人気です

看護教育者と現役看護師によって練習問題が作成されています。各問題に、正解と不正解の根拠が記載されているため、問題の背後にある「なぜ」をしっかりと理解することができます。頻繁にテストに出題される重要な内容は、ビデオにもまとめられています。また、含まれているプラクティステストを受けることにより、学習の進行度を確認することもできます。

医療用語ガイド

レビューがとても高いのがこちら。Medical Terminology: The Basics QuickStudy Laminated Reference Guide

看護学を含む医療関連分野を学ぶ人にとって必要な医療用語を収録しています。あらゆる書籍よりも1ページあたりの用語数が多く、6ページにわたるラミネート加工されたガイドは大変ハンディかと思います。また、医療用語を接頭辞・語根・接尾辞に分解して解説しており、用語の意味を解読するのにも役立ちます。

リスニング力を高めるリソース

  • YouTube: Simple Nursing の Nurse Mike や、RegisteredNurseRn の Nurse Sarah などは人気のチャンネルです。
  • Podcast
  • 医療ドラマ: 実際の会話や、状況に合わせた英語を字幕付きで見ると更に学習効果が上がります。

まとめ

医療英語の習得は、一晩でというわけにはいきませんが、少しずつでも正しく学べば、確実に成果が出ます。海外で働く夢を叶えるためにも、日本で活躍の場を広げるためにも、今からこつこつ準備を始めましょう。始めた人だけが成果を実感できます。

アメリカで看護師になる夢を抱いている方のサポートをしています。具体的になにをしたらいいのか、漠然とした疑問、なんでもお問い合わせください。お待ちしています。


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